ジョバンニの島を見て、北方領土を学ぶ【三船殉難事件を知っておく】

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『ジョバンニの島』とは【北方領土と三船殉難事件】

ジョバンニという名前は、宮沢賢治の銀河鉄道の夜の中に出てくる少年の名前だ。この本の名前にちなんで付けられたジョバンニこと純平が太平洋戦争後に色丹島から引き上げてくる様子を実話を元に描かれた戦争の物語だ。

『ジョバンニの島』は、2014年に、日本音楽事業者協会創立50周年記念作品として、日本のみならず、アメリカなどでも上映された。

どこかで見た展示資料を読んだり、引き揚げの経験がある人から聞いていた話ととても合致していて、島からの引き揚げのことを知らない人には、このアニメ映画を見て、昔何があったのか、同じ日本人として理解していても良いのではないかと思った。

日本の北と南の地域は、日本から領土を奪おうとするときに狙われる地域だ。終戦あたり、ソ連はどさくさに紛れて日本から領土を奪おうとしていた。

平和のためにも、偏った側の人の話に洗脳されないよう、正しい歴史の知識を得て冷静に判断できる大人になるために、子供でも理解できそうな良いアニメ映画であると思う。

『ジョバンニの島』原作について【北方領土と三船殉難事件】

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映画の前後に出版されている2冊の本がある。

原作は杉田成道で、映画の公開前に出版された集英社の本と、映画公開後に出された原作杉田成道著者五十嵐佳子の集英社みらい文庫では、本の内容に若干の違いがある。意図するところはわからない。

内容が少し異なるようだが、五十嵐佳子さんの本は9000円もするので、比較する気になれない。

現実に近い現実を、子供に教えても良いのではないかと考える。子供だからといって判断力を馬鹿してはいけないと思う。

それに、広島平和記念資料館や長崎原爆資料館などの展示物のように、実物の持つ表現と戦争の実体験した個人の話は、改ざんしてはならないと、個人的には考えている。あとは、保護者が子供の成長に合わせて、見るかどうか判断したり補足説明をすれば良くて、単なる暴力や性描写のように悲惨だからといって歴史を曲げて嘘を擦り込むことには賛成できない。

子供の頃、島からの引き揚げてきた話を、当時赤ん坊で全く記憶にないという下の兄弟に、記憶が残っている上の兄弟が話を聞かせている横にいて聞いていたことがある。そっちの船に乗っていたら沈没して死んでいたという話をしていた。三船殉難事件だ。細かな話は残念ながらほとんど覚えていないが、この人たちは死んでいたかもしれないんだと怖くなったことと、忘れちゃいけない大事な話だという気がしたことを覚えている。結局は忘れてしまったのだけれど…

北方領土、三船殉難事件とは

戦争が終わり、1945年8月15日。ポツダム宣言を日本が受け入れたことで、連合国は各軍へ停戦命令と武装解除を行い、アメリカもイギリスも即座に戦闘行為を停止した。8月8日に対日宣戦布告したソ連は、満州、朝鮮、樺太に侵攻していた。

そして、8月20日、ソ連が攻めてきていることから、日本国民の女子供年寄りを優先的に3船に分乗させ大泊港から本土に帰還させようとしていた。1500人を乗せた小笠原丸は一旦稚内に寄港し危険があるから下船するよう勧めがあったものの列車の混雑などから700名ほどを乗せ小樽に、向かう途中、8月22日午前4時20分頃、増毛沖でソ連潜水艦L-12の雷撃により沈没した。638名死亡生存者61名。

3400人を乗せた第二号新興丸は8月20日午前5時13分ごろ、留萌沖でL−19からの魚雷と浮上してきた潜水艦の銃撃で、やむなく応戦し最寄りの留萌港に入港した。400名近くが犠牲となった。

泰東丸は8月22日午前9時52分留萌起きでL−19の砲撃を受け白旗を上げるも砲撃を続行され、やむおえず応戦したが沈没した。780命中667名が死亡。

船から投げ出された人を救うために、地元の漁師は、自ら危険があるにもかかわらず、船を出して投げ出された人を助けたり、遺体を回収したそうだ。

再三にわたり当時の厚生省が海上自衛隊に依頼をして捜索を行なっていたが成果はなく、その後も沈没船の調査は度々行われたが成果がないとして調査が打ち切られた。

2007年樺太新聞の取材でサハリン州公文書館から公開した資料によると、ソ連は樺太に続き北海道北部を占領するための狙撃部隊2個師団による留萌への上陸作戦計画を立てていた。8月18日にアメリカのトールマン大統領がスターリンに北海道占領を認めない旨の書簡を送っていることで断念したものと思われる。

衆議院のホームページの平成30年3月29日提出の質問第186号『平成北海道「留萌沖三船殉難事件」に関する質問主意書』を読むと、国際不明とされていた潜水艦はソ連太平洋艦隊の潜水艦であることが1992年拓殖大学の秦郁彦教授の調査で、ソ連国防省戦史研究所からの回答で確認したと書かれている。

外交上、相手国との信頼関係を損なうおそれがあることから外交上外交上のやりとりは明らかに出来ないことと、私人の独自調査なので政府としての見解を述べることは差し控えたいとの回答であった。

生存した人々の声などがまとめられた本がある。一度読んでみようと思う。

まとめ

『ジョバンニの島』の本かアニメを見て、北方領土に思いを馳せたり、三船殉難事件を知っておくことは、必要なのではないかと思っています。

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