恥の概念と嘘をつく事について考えた【ヒポクラテスの誓い/中山七里】

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ヒポクラテスの誓いを読んで

音楽が流れていて、最後にどんでん返しがある中山七里さんの本は大好きです。

若者が成長していく姿が見られるこの本も好きですが、やっぱりクラッシック音楽が流れてくるような本の方が好みかなぁ。

私はクラッシックを聞くと眠りますので、実際には聞きませんが。

この本を読んで得られたこと

  • 恥の概念が違うタイプがいることを自覚できたこと
  • 自分の恥の概念を振り返ることが出来たこと。
  • 人が嘘をついて生きることは、ある程度仕方がないと諦めたこと
  • 清濁のバランスや比率を考えたこと
  • お医者さんはすごい職業だと尊敬するとともに、尊敬するお医者さんをホームドクターに見つけておきたいと思ったこと

本のあらすじ

一、生者と死者。50代男性。網膜の鮮黄色斑は腎機能不全。腹痛、悪心、嘔吐。中山七里さんの本、音楽とグロテスクな殺人が特徴だと思っているのだが、この本は、初めの話だけで挫折して、なかなか前にすまない本。今度こそ、読み終えたい。

二、加害者と被害者。加害者の娘からの電話依頼。安全運転の父がスピードを出して交通事故なんか起こさない。急に車道に飛び出してきた自転車の若い女性。解剖の結果くも膜下で車にぶつかっていた時はすでに死亡していた。光崎教授、既往歴の遺体を教えるよう古手川に指示。

三.監察医と法医学者。気管支炎のあるボートレース選手の衝突事故の遺体。欧米で習慣化しているエンバーミング遺体修復は、司法解剖を受けた遺体限定で北海道と埼玉県で行われる。修復と言っても、遺体清拭と化粧の範囲。安らかな死顔は納棺師を手配する他ないと小説で記載。

監察医務院は常勤以外にボランティアみたいな形で請け負っている場合がある。解剖をせず遺体の報告書を出しても実態が解剖報告内容と一致している限り虚偽記載を主張することが出来ない。解剖しなくても罰則規定はない「保土ヶ谷事件」。網膜動脈閉寒症、網膜の壊死。『昔から自分より他人に厳しい男』

四.母と娘。今回は、真琴の高校の同級生裕子。マイコプラズマの発見が遅れ重症化、経済的な理由と大学が長期入院を敬遠することからの自宅療養。薬もあまり聞いていないようで、看病しているおばさんもやつれていて心配。病状が急変して死亡。光崎教授、解剖指示親を説得しろ

感情的に拒否。キャッシー先生にたしなめられる。ヒポクラテスの誓い。患者が聖者であろうと咎人であろうと区別することがあってはならない。公私混同。医学を志す人は大変だ。裕子の母親は代理ミュンヒハウゼン症候群で、薬を減らし運動をさせなかった。外見だけで判断できる精神疾病は少ない。

五.背約と誓約。経験則は確率論。人も組織も感情で行動すれば誤った方向に向かいかねない、途中で転換するのも困難。論理で行動。恥の概念の違い、多くは名誉の失墜品の無さ過ちの回数自分に向けられた誹謗中傷。恥知らずと言われてる光崎教授は違う。

患者を分け隔てすること真実を蔑ろにすることを恥とする。『体面を重んじることにどれだけの価値があるのか。公平さと真実に拮抗し得る体面など存在しない。医療現場では尚更そうだ』予算、治療を終えた後で警告される認可が下りている薬の副作用、医療ミスと言われてしまう実態。損害賠償訴訟。

『生きている人間は好むと好まざるとに拘らず嘘を吐く。己を護るために、他人を護るために、そして組織を護るために、仕方なしに、時には堂々と嘘を吐く。何かの責任を負えば負うほど、そういう袋小路に追い込まれる。その軛(くびき)からはわしもお前も逃げられん』と光崎教授。信念ある医師を尊敬。

まとめ【ヒポクラテスの誓い】

人によって読んで得る感想は違うでしょう。

生きることは難しいです。

恥ずかしいと思う概念の違う人とは、意見が食い違うことがあります。自分が恥と思わなくても、人を辱めている時があるからです。

価値観の違いは平行線で分かり合えないことがあります。その時は、どうにかしようと思うよりも、価値観の同じタイプと生きたらいいのです。自分が正しくて、相手は間違っているから直してあげようなどと傲慢なことは思わないようにしたいものです。

そして、小さくても大きくても、人は嘘をつくものです。

バランスの良い生き方をするためには、答えなくてはいけないこと、つまり質問にだけに答えるようにして、変な期待される言葉を自ら察して背負わされないようにしたいです。

他人の願望と、自分の望んでいることは分けて考えなくてはなりません。叶えることは自分の願いです。そこには、嘘をつきたくありません。

シンガポールの大学の心理学の論文によると、親が嘘をつく子供は、嘘つきになる傾向があります。

罪悪感もなく息をする様に、目の前のトラブルを避けるために嘘をつき続ける生き方は快適な生き方だとは思えません。

トラブルはちゃんと起こって、それを反省したり乗り越えたり、人の痛みがわかったりして、生きていがなければ、最終的に生きづらいことになるのは予想できます。

お医者さんはすごい職業だと思います。責任の重さ、決断の重要さ、間違えることが人の死に直結してしまう恐怖。それらを受け入れて生きるのは大変なことと思います。だからこそ、人間的に尊敬できるお医者さんを見つけて、相談できるホームドクターになってもらって近くにいたいものです。

本は幾つになってもいろんな事を教えてくれます。

これからも本を読み続けます。

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