アルゴリズムによるロボアドバイザーとは何か?
金融大国アメリカのロボアドバイザーの現状をみると、新型コロナウイルスの株の下落でも大幅な影響を受けることなく資産運用額は拡大しています。
多くのロボアドバイザーは、ノーベル賞受賞クラスの経済学者が推奨する理論をベースとしてアゴリズムを作成し、AIによる投資判断に従い資産運用を行なっています。
人の判断が影響を与えることがなく、心理的な要因での失敗はありません。
アルゴリズムはロボアドバイザーによって異なります。
また、どれだけのリスクを引き受けるかによってもポートフォリオが変わってきます。
個人に合った許容範囲の割合で世界全体に不動産や株式、債券、金など、分散して投資を自動で行ってくれるサービスです。
一番大事なことは、投資のやり方や銘柄の選択ではありません。
その投資会社、証券会社は信用できるのか
です。
一番注意すべきことは詐欺!【アルゴリズムによるロボアドバイザーに資産運用は任せられるのか?】
巨額大型の詐欺事件が多発しています。「仮想通貨」「AI」ときたら、まずは詐欺だという前提で話を聞きましょう。
「儲かる」「数倍になる」ときたら詐欺確定です。
扱っている会社がどこなのかはしっかり調べましょう。
代表や役員、会社の沿革など、金融の世界で歴史浅い人が役員の会社はギャンブル会社だと思って話を聞きましょう。競馬や競艇、株などの予想するようなバックグラウンドを持ったノウハウを、アルコリズムやAIやロボットなどの言葉を使っているそれらしく説明している会社も多いです。
もちろん、これから会社として成長していくちゃんとしている会社もありますが、話を聞く姿勢は、「詐欺に違いない」で良いと思います。
伸びている会社は、銀行や証券会社などと取引や提携をしています。私たち個人が気がつくよりも、企業の方が先にわかるからです。有名雑誌や週刊誌の記事はお金で買えますので、広告料を払える会社であることはわかります。
最近金融の勉強を始めたばかりの人で、儲かる話で知り合った親切な人に注意してください。
秘密のセミナーに出てないから勉強不足で最新の情報が得られてないなんてことはありません。
クローズの「あなただけに」という金融商品を紹介する人は、セミナー料金を稼ごうとしているか、囲い込んで誰かに相談させないように孤立させて、あなたの預貯金を狙っています。
勉強できる情報は巷に溢れています。ネットに現れてこない儲かる情報は、公にしたらまずいからだと思いましょう。
アルゴリズムによるロボアドバイザーによる資産管理の基本は長期・積立・分散
アルゴリズムによるロボアドバイザーによる資産管理をみてみると、預けるタイミングによっては元本割れしてしまうことが数年の単位だとあります。つみたてNISAなどと考え方は同じです。
大手のロボアドバイザー・ウェルスナビの資料を10年の単位で見ると、元本割れは今のところありません。
10年以上の長期の投資であればリスクは減らせます。売り買いする短期の株の売買のようにタイミング重視や損切りの考えではありません。
また、積み立てを行うことで為替リスクが減ります。
分散すると、どこかで暴落が起きても、他で挽回することができて、ダメージが減ります。
そして、資産運用は少しでも多くの資金を福利運用することです。
アルゴリズムによるロボアドバイザーによる資産運用は、10年以上、持ち続ける運用方法が良さそうです。
メリット【アルゴリズムによるロボアドバイザーによる資産管理】
ウェルスナビを例にとってみてみると
- 個人的に売買するよりも小額からバランスの良い投資ができます。
- 投資の方針を決めたら、ほったらかしでAIがポートフォリオを整えて自動で分散投資してくれますので、手間がかかりません。
- 自動で行われることから、比較的安い手数料でアメリカの大富豪と同じようなポートフォリオでの運用できます。
- いつでも資産が引き出せます。
デメリット【アルゴリズムによるロボアドバイザーによる資産管理】
- 元本割れのリスクがあります。
- 税優遇はありません。
- 為替の影響を受けます。ポートフォリオ構成するものが海外のものであることから外国為替相場で変動するからです。
- その他のリスク 投資している海外ETFや株式、債券の発行者の信用状況の変化や市場環境の変更で換金できないなどのリスクがあります。
- 自分で運用するより手数料は高いです。
- バランスの良いポートフォリオを組む必要から運用する最低金額が決まっている時があります。(例:ウェルスナビは10万円から)
- 短期投資には向きません。
- ウェルスナビでは、一般NISAだけしか使えません。
今後のアルゴリズムによるロボアドバイザーによる資産管理
預貯金が中心の日本とは異なり、株式への投資が盛んなアメリカでは、人間の代わりにアルゴリズムが資産配分やリバランスなどを行うロボアドバイザーがすでに発展しています。
近年、人間のアドバイスとロボアドバイザーを組み合わせたハイブリッド型アドバイザーが成長しているようです。
投資というと、日本ではまだ、個別株の売買益を考える人が多いですが、アメリカでは、長期で積み立てて行う分散投資が主流です。
資産規模の大きな人は対面式で資金管理をしてもらい、規模の小さい人はロボアドバイザーで、中間層がハイブリッド型アドバイザーを用いでいるようです。
「投資というと短期の株式売買益」と考えてきた日本では、長期投資のアドバイスができるアドバイザーも少なく、ハイブリッド型アドバイザーの企業が現れるのは、日本ではもう少し先になりそうです。
このことからも、日本も始まったばかりのロボアドバイザーですが、今後発展していくことでしょうが、やっとロボアドバイザーの会社が始まったというところです。
なぜ資金運用を考えなくてはならないのか【2000万円報告書】
2019年、金融審議会の報告書で、年金の他に一人2000万が老後に必要になると報告されました。
これにより、老後のためには、一人2000万円との目標ができました。
すでに50代や定年の世代の資金管理はどうすれば良いのか
すでに50代になった世代は、定年までに数年しかないとはいえ、90歳以上生きることが珍しく無くなってきた現在、まだ30年以上はあることになります。
投資資金を少しずつ出金しながら、残りを投資することもできますから、50代やすでに定年を迎えた世代でも遅くありません。
ただ、危険を冒して、老後資金を減らすことは避けたいので、リスクが高い商品ではなく、リスクの少ない投資方法を選び、投資に回さない預貯金を半分は持つなど、何かあった時にすぐに現金化できる資産管理を考えましょう。
どの企業を選ぶか【アルゴリズムによるロボアドバイザーによる資産管理】
会社はどのようなアルゴリズムで計算を行なっているのか契約の前に理解する必要があります。
理念やどのようにポートフォリオを作成しているか、無料セミナーなども盛んなので、積極的に参加してみましょう。
例えば、現在の日本の預かり資産No. 1のロボアドバイザーサービスは、ウェルスナビですが、3000万まで手数料1% 最低10万からスタートして、月1万円から自動積み立ての投資ができます。
SBIグループやイオン銀行などと提携して規模を拡大しています。(三井住友、みずほ、三菱UFJ、住信SBIネット、ソニー、イオン、じぶん)自分が普段使っている銀行で使い勝手のいいところを選ぶのも一つの方法です。
まとめー主なアルゴリズムによるロボアドバイザー
ウェルスナビは、2021年4月にNISA対応することを発表し、「おまかせNISA」として運用ができます。
私は、2020年は積み立てNISAをしていましたが、2021年はウェルスナビでおまかせNISAを使っています。
ウェルスナビ
THEO +docomo
楽ラップ(楽天証券)
マネックス・アセットマネジメント(マネックス証券)
500円から積み立てられる投信工房(松井証券)
などがあります。