天ぷら油火災防止に常備したい家庭用の簡易消火器【エアゾール式簡易消火具】

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天ぷらする前に置き場を確認 台所に常備したい簡単消火用品【エアゾール式簡易消火具】

ススキノのラーメン屋さんで、ラードを溶かそうと火にかけたままトイレへ行き、ラードに火がついてしまったところへ水をかけて、炎の勢いをつけてしまい二階の飲食店にも被害が及ぶ火事がありました。

油の火災には水をかけてはいけないのは広く浸透していますが、人は慌てたら、とっさに何をしでかすかわからないものです。

消防の方の話によると、家庭で天ぷらなど油を熱し過ぎて炎が出てしまった場合、慌てず消火器やエアゾール式消火スプレーなどで火を消すのが良いそうです。

水を入れてしまうと跳ねてしまうことから、四方八方の広い範囲へ火種を飛び散らせることになり、被害を増大させてしまいます。

巷では濡らした布などをかぶせる方法が良いとも言われていますが、炎や熱した油に近づくことは、さらなる怪我や火傷の危険性を増してしまうのでオススメではないようです。

消防用機械器具などの試験や検査を公正に行う機関として、消防法に基づき設立され、検定や受託評価を行っている日本消防検定協会のホームページの中で、住宅防火対策のために火災の初期消火をするのに「エアゾール式簡易消火具」が紹介されています。

他の対策として、同じく火災の初期消火として住宅用消火器や火災の発生を知らせる住宅用防災警報器が紹介されていました。

【消火方法】

火元に向かって、片手でプッシュするだけです。

日本消防検定協会が行った消火検定で一般公開された部分の動画を見ると、火からかなり離れた位置から消火できることや初期段階の鍋やゴミ箱内だとあっという間に消火できることが見て取れます。

一本台所に置いておくと安心できそうです。

【動画で使われているエアゾール式簡易消火具】

日本消防検定協会の「エアゾール式簡易消火具」に掲載されていた商品を載せておきます。この他にも、日本消防検定協会で承認された商品が承認年度ごとに載っています。

エアゾール式簡易消火具とは、消防庁長官が定める基準に適合するもので、推奨基準を満たしているものとして、住宅防火対策推進協議会が承認した機器などに表示されている住宅防火安心マークや日本消防検定協会の型式適合評価承認品のマークが付いているを目安に購入するといいでしょう。

ハロンを使用したエアゾール式簡易消火具では天ぷら油火災を消火できない場合があると消防庁のサイトで注意されています。

MARUYAMA火消しスプレー/丸山製作所

家庭で廃棄できるので消火器よりも簡単【廃棄方法】

エアゾール式簡易消火具販売をしているマルヤマエクセル株式会社のホームページに、住宅用消火器やエアゾール式簡易消火具の廃棄方法が紹介されていました。

住宅用消火器は買い替えの時に引き取ってもらうか、リサイクル回収窓口てま有料で廃棄することができるようです。費用は回収条件により変わってくるようなので、窓口で問い合わせてリサイクルシールを購入するようです。リサイクル回収窓口は、株式会社 消火器リサイクル推進センターのホームページから検索できます。

エアゾール式簡易消火具は家庭ゴミとして廃棄できます。消火器よりも楽ですね。殺虫剤やヘアスプレーと同様、マスクとビニール手袋などをして、屋外で30Lくらいの大きなビニール袋に新聞紙丸めて入れて、中の液状の消化剤を吸い取らせ、内部の薬剤と圧力を抜いたあと自治体の指示に従って処分します。薬剤を染み込ませた新聞紙は燃えるゴミです。

まとめ

最近メディアに出ている「エアゾール式簡易消火具」は小型で軽量であることから、高齢者などがすぐに手軽に利用しやすいとして基準に適合しているものの設置普及を推進している自治体もあります。(藤沢市綾瀬市など)

日本消防検定協会の承認された例としてあげた商品でも標準小売価格が3千円代で、インターネットでも購入することができて手軽です。

消火器のように処分に面倒なこともなく、家庭ゴミの処理と同じですので簡単です。億劫がらずに、期限切れでいざと言うときに使える防火対策をしましょう。

濡れタオルによる初期消火のやり方もありますので、一度読んでおくといいでしょう。

訪問してくる高額な消火器の販売をしている詐欺が昔からありますので、くれぐれも注意しましょう。

天ぷら油火災 濡れタオルによる初期消火

引用元/横浜市ホームページ
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