80度のお湯を簡単に作りたい!
新茶って80℃が美味しいでしょう?
毎回、温度計で測っていうのも面倒だし、ぱっとできる方法ないの?
インスタントコーヒーが美味しい温度なのよね。
沸騰したお湯1L(1000cc)に300ccの水(20℃)を混ぜると80℃になりますよ。
新茶もインスタントコーヒーも美味しく飲める温度は80度です。
常温の水は、気温で変化しますから夏冬、調整してくださいね。
80度のお湯の作り方【温度計がない時】
お茶を入れる場合など、熱湯を器で湯冷ましする方法
1Lが必要のない、お茶を入れる場合は、湯冷まし(なければ湯呑み)に注いで冷やす方法が一般的です。
少ない量のお湯の時、器の温度で冷やされて落ちる温度は約10℃です。
なので、熱湯から湯冷ましに注いで90℃、さらに急須に注いで80℃になる計算です。
※鹿児島県の和香園さんというお茶屋さんのサイトを参考に書いています。
つまり、沸騰したお湯を、温めていない器に一回入れると90℃、もう一回入れると80℃です。
多めのお湯1Lの熱湯に水を入れる方法
沸騰したお湯1L(1000cc)に300ccの水(20℃)を混ぜると約80℃になります。
計算では、81℃ですが、くるりと一混ぜしたら80度くらいに落ちるので、300ccで大丈夫です。
(100×1000+20×300)÷1300=81.538…(約81.5度)
350cc入れると79℃です。
(100×1000+20×350)÷1350=79.259…(約79度)
気温が高く水道水の温度が26℃だと83℃です。
(100×1000+26×300)÷1300=82.923…(約83度)
違う器にお湯を移す場合は、器を80℃に温めていないでしょうから、移し替えの空気に触れた時冷えるので、気持ち(100cc)、水を少なめで80℃です。
水道水は、その日の最低気温と最高気温の中間あたりの温度を推移しています。冬の1月は1桁の温度になりますし、夏の8月は26度を越える時もあります。水道水はいつも20度ではありません。考慮してください。(参考/東京都水道局サイトより)
80℃のお湯の使いみち
新茶を美味しく飲みたい人
新茶は80℃のお湯で入れた方が美味しいです。深蒸し茶の70℃のお湯と違います。
インスタントコーヒーを美味しく飲みたい人
熱いお湯でインスタントコーヒーを入れると苦味が出て美味しくありません。
コーヒーの持つ美味しさを最大限に生かしたいなら、80度のお湯で溶かして飲むと美味しいですよ。
サラダチキンを作る時、肉の表面を殺菌したい人
75℃で1分熱を加えると、肉の表面の菌が死滅します。
肉を入れると温度が下がるので、初めから75℃のお湯ではいけません。
まとめー80度のお湯の作り方【温度計がない場合】
新茶を飲むときには80℃のお湯が美味しいです。
目安として、沸騰したお湯を、温めていない器(湯冷ましや湯呑み)に一回入れると90℃、もう一回入れると80℃です。
もっと、量の多いお湯を作る場合は、沸騰したお湯1L(1000cc)に300ccの水(20℃)を混ぜます。
お湯の温度は、安全を守ったり、食材を最大限に美味しくしたりします。
一手間かけたくなりますね。