このページは、わどうのかた、セイシャン、の【アクセシビリティの読み上げコンテンツ用】です。
耳で聞きながら自主練習が出来る、セイシャンの復習を可能にすることを目的としています。
視覚障害のある、わどうで空手の稽古を行なっているかたにも使ってもらえるように作成しました。
わどうのたち方や手の形など独特の言葉もありますので、空手未経験が理解することを目的にはしていません。
では、はじめます。
耳だけで復習する空手、和道の形、セイシャン【読み上げコンテンツ用】ここから
きょうつけ。
南(正面)に向かって結びだち。
両手の指は揃えて伸ばし、大腿部の前に、自然と、添える。
用意。
左足、はんぽ、右足、はんぽと開き、八字だちになる。
両かかとの間隔は一足長はんで、だいたい肩幅の中にかかとが入るくらいにする。
両手は大腿部の前で軽く握る。
1。
右かかとをやや外に押し出し、左足を、うちまたにしめ、内側より股関節で弧を描くように南へ一足長進み、左セイシャン、だちになる。
左足かかとの、後ろ側の横一直線より、右側足先が少し前に出る程度。
両けんを、左うで前、右腕のほうが上、胸の前で交差させ、足が、きまると同時に、手の動作を満身の力をこめて行う。
柔らかに、滑らかに、静かに動かす。左中段そと受け、やや下側、角度は90度。右けんは、きょうそく、やや下側に引手を行う。
脇は、閉めて、後ろから見た時に、肘の関節が、丸見えになっていないように、半分隠れたくらいの状態を理想とする。
2。
足と立ち方はそのままに、右、中段づき、やや下側。左、きょうそく、やや下側に引手を行う。
3。
左かかとを、小指側が、なんぽくに真っ直ぐになるよう、かかとをうちに締め、右足をうちまたにしめ、内側より股関節で弧を描くように南へ一足長進み、右セイシャン、だちになる。
右足、かかとの後ろ側の横一直線より左足先が少し前に出る程度。
右腕、肘をしめ、体の中心に絞めるように持ってきて、足が決まると同時に、上を向いているけんの甲を返して、手のひらがわを上にして、左側のたいそくから、右の体側まで、満身の力をこめて、柔らかく、滑らかに、静かに、右中段外受けを、やや下側、角度は90度で行い、左けんは、きょうそく、やや下側に引く。
4。
足と立ち方はそのままに、左、中段づき、やや下側。右、きょうそく、やや下側に引手を行う。
5。
右かかとを、小指側が、なんぽくに真っ直ぐになるよう、かかとをうちに締め、内側より股関節で弧を描くように、南へ一足長進み、左セイシャン、だちになる。
左足かかとの後ろ側の横一直線より右側足先が少し前に出る程度。
左腕、肘をしめ、体の中心に絞めるように持ってきて、足が決まると同時に、上を向いているけんの甲を返して、手のひらがわを上にして、右側のたいそくから、左の体側まで、満身の力をこめて、柔らかく滑らかに静かに、左中段外受けを、やや下側、角度は90度で行い、右けんは、きょうそくやや下側に引く。
6。
足と立ち方はそのままに、右、中段づき、やや下側。左、きょうそく、やや下側に引手を行う。
7。
立ち方はそのまま。
突きの高さで、両拳を人差し指一本けん(コーサー)にして、向かい合わせくっつけない。肘を左右に張る。
手首を曲げないように注意しながら、肘を上に上げていき、肘受けを行う。
8。
立ち方そのまま。肘を絞り込みながら、人差し指一本けんで、左右同時に中段づき、やや下につき下げる。
9。
立ち方そのまま。
両手をしゅとうにし、肘を締めたまま、力の入れるところを、手首、肘、肩と移動させ、とうこつがわ(親指の側)で上段はらい受けを、左右同時に行い、最後は両肘の高さは肩と同じ、手のひらは向き合う。
10。
立ち方はそのまま。
両手尺骨側で、左右同時に下段しゅとう払いを、しゃっこつ(小指側)で行う。
上げていった時と逆に、脇を絞めるように、腕、肘、手首と、力点を移して、最後は腕全体が同時に止まる。
11。
左足を軸として、おへそは南を向いたまま、右足を左足の一足長前、東南東あたりに運び、中心の軸がぶれないように、膝を柔らかく使い、180度左回転して、おへそを北に向ける。
右足は前に交差させ、回転したあと、北側に向いた時に左セイシャン、だちになる。
両しゅとうは、右は手のひら下むきのまま、右足の運びと同時に左の体側に持っていく。左は手のひらを上むきに返して、右体側に、肘を合わせるように脇を絞って交差させ、回転と同時に、左手を抜いて、左右の手を体側に置いたまま、上下入れ替える。
左しゅとうげだんばらい、右しゅとう中段外受け。とうこつ側で行う。
12。
立ち方そのまま。左手そのまま。
右肘を後ろに引きながら、手首をはい屈させ、はいしゅで、けんついで、相手の突いたけんに密着させ絡めとるようにしながら手のひらを返していって、最後は、掛けてで、相手の手首を、親指、薬指、小指の3本でつかんで腰に引く気持ち。
13。
右足を北に進め、右セイシャン、だちになる。
右しゅとう下段ばらい。左中段外受け。
14。
立ち方そのまま。右手そのまま。
左肘を後ろに引きながら、手首をはい屈させ、はいしゅで、けんついで、相手の突いたけんに密着させ絡めとるようにしながら手のひらを返していって、最後は、掛けてで、相手の手首を、親指、薬指、小指の3本でつかんで腰に引く気持ち。
15。
左足を北に進め、左セイシャン、だちになる。
左しゅとう下段ばらい。右中段外受け。
16。
立ち方そのまま。左手そのまま。
右肘を後ろに引きながら、手首をはい屈させ、はいしゅで、けんついで、相手の突いたけんに密着させ絡めとるようにしながら手のひらを返していって、最後は、掛けてで、相手の手首を、親指、薬指、小指の3本でつかんで腰に引く気持ち。
17。
90度、東へ、素早く移動。右足を前、右縦セイシャン、だち。
右けんにして上段外受け。左けんはきょうそくに構える。
18。
立ち方そのまま。
左右連続の中段づき。
19。
180度、西へ素早く移動。左足を前、左縦セイシャン、だち。
左けんにして上段外受け。右けんはきょうそくに構える。
20。
立ち方そのまま。
右左、連続の中段づき
21。
重心を90度の方向、北へ素早く移動。右足を前、右縦セイシャン、だち。
右けんにして上段外受け。左けんはきょうそくに構える。
22。
立ち方そのまま。
左右連続の中段づき
23。
うしろから、左の後ろ足めがけて踏み込んでくる攻撃をかわすので、左足を素早く引いて
膝を高く前方に上げ、前方に、まえげりを行える姿勢をとり、右片足で立つ。
片足になると同時に、前方の敵の鼻を、左裏けんですくいあげ、右けんはきょうそくに構える。
右片足のまま、左けんを手のひらを前方に向け、頭上に置きながら、体を左に回転させ、おへそを西に向け、視線は肘の内側から南に向ける。
左足を南に踏み込み、四股だちになる。
左けんを甲を下にして、上から下に打ち下ろす。右けんは、きょうそくに構えたまま。
24。
体の軸を傾けないように、まっすぐのまま、千鳥足で南へ、右足を左足の前にだし、交差させて立つ。ひだりうでをつかまれて引っ張られる力に任せて、体を送り込むイメージ。
引き手に合わせて、右足で立ち、左横げり(手を引き抜くので、真横ではない)をする。左けんを腰を使って、強くきょうそくに引いてくる。右けんはそのまま。
蹴った左足を南側に下ろして下段の突っ込みの姿勢になる。頭の先からかかとまで、一直線。左ぜん屈だち、Tの字足になる。前から見た時に、左右の踵の間に隙間はない。
25。
重心をずらさないように、左縦セイシャン。右中段づき。左けんはきょうそくに構える。
26。
立ち方そのまま。左上段あげ受け。右けんは、きょうそくに構える。
27。
うしろから右の後ろ足めがけて踏み込んでくる攻撃をかわすので、右足を素早く引いて
膝を高く前方に上げ、前方に、まえげりを行える姿勢をとり、左片足で立つ。
片足になると同時に、前方の敵の鼻を、右裏けんですくいあげ、左けんはきょうそくに構える。
左片足のまま、右けんを手のひらを前方向け、頭上に置きながら、体を右に回転させ、おへそを西に向け、視線は肘の内側から北に向ける。
右足を北に踏み込み、四股だちになる。
右けんを甲を下にして、上から下に打ち下ろす。左けんは、きょうそくに構えたままにする。
28。
体の軸を傾けないように、まっすぐのまま、千鳥足で北へ、左足を右足の前にだし、交差させて立つ。右腕をつかまれて引っ張られる力に任せて、体を送り込むイメージ。
引き手に合わせて、左足で立ち、右横蹴り(手を引き抜くので、真横ではない)をする。右けんを腰を使って、強くきょうそくに引いてくる。左けんはそのまま。
蹴った右足を北側の下ろして下段の突っ込みの姿勢になる。頭の先からかかとまで、一直線。右ぜん屈だち、Tの字足になる。前から見た時に、左右の踵の間に隙間はない。
29。
重心をずらさないように、右縦セイシャン。左中段づき。右けんはきょうそくに構える。
30。
立ち方そのまま。右上段あげ受け。左けんは、きょうそくにかまえる。
31。
うしろから左の後ろ足めがけて踏み込んでくる攻撃をかわすので、左足を素早く引いて
膝を高く前方に上げ、前方に、まえげりを行える姿勢をとり、右片足で立つ。
片足になると同時に、前方の敵の鼻を、左裏けんですくいあげ、右けんはきょうそくに構える。
右片足のまま、左けんを手のひらを前方に向け、頭上に置きながら、体を左に回転させ、おへそを西に向け、視線は肘の内側から南に向ける。
左足を南に踏み込み、四股だちになる。
左けんを甲を下にして、上から下に打ち下ろす。右けんは、きょうそくに構えたままにする。
32。
左足を軸に、左、手のひらを開いて、足の裏が当たるように、腰を回転で三日月げりをする。軸の左足は、自然と開く。右足で弧を描くようにして左手首を掴まれたと想定した、相手の手を蹴り払う。
右けんはそのまま。
蹴った足は、まっすぐ後ろ(北)に引き、左セイシャン、だちになると同時に、右中段逆づき。左けんはきょうそくに引く。
33。
重心を両足の中心にキープしたまま、左足を右足に引き寄せ、右にひねって、急所をかばう。左足はじょうそくていで立つ。
両手を猫手にして、両手首をはい屈させ、きょうそくに引きながら、すこし沈み込む力を使って、両しょうてい、をつきおろし、下段ばらいをする。両手首の内側は、軽く触れる。
ヤメ。
左足を踏み込んだ分、斜め後方に戻し、右足を引き寄せて、八時だちになると同時に、りょうけんを大腿部前部に下ろす。
なおって。
耳だけで復習する空手、和道の形、セイシャン【読み上げコンテンツ用】ここまで
左足、はんぽ、右足、はんぽの順に引き寄せて、結び立ちになると同時に、両手指をそろえてのばす。
その場で、立礼、する。
このテキストは、1挙動ごと、耳で聞ける、自主練習用の読み上げテキストです。
わかりにくい箇所は、自分の師匠に聞いてください。
2001年7月に作成された、「新装版 空手道かた教範 指定がた」を参考にしました。
以上です。