「1日1個で医者いらず」のりんごの栄養成分と効果【腸活とアンチエイジング】
- 食物繊維(皮と実の間にあり内臓脂肪分解して、デトックスしてくれる水溶性のペクチンやリグニン)
便秘・下痢対策どちらにも有効お腹の調子を整えてくれます。 - リンゴ酸やクエン酸
酸味成分は,疲労回復の効果が期待できます。 - ポリフェノール(カテキンやアントシアニン)
抗酸化作用があり,活性酸素を撃退する効果も期待できます。 - ビタミンC
美肌や免疫力アップのは欠かせないビタミンです。お口のトラブルの虫歯や消臭も期待できます。 - カリウム
体の塩分を排出して、血圧を下げ、浮腫防止になるます。
りんご(100g)のエネルギーは56kcal、糖質は14.3g、たんぱく質は0.2g。
つまり、腸を整える「腸活」になり、活性酸素対策をして、美肌で見た目や匂い対策にもなる「アンチエイジング」に効果が期待できます。栄養素は、皮と身の間にも多くありますので,できればよく洗って,皮ごと食べたいです。
りんごの皮も食べておきたい理由【りんごは栄養効果が高い】
リンゴの皮
- エピカテキン(血管修復に有効で、抗酸化作用と免疫力を高める効果に期待)
- プロシアニジン(抗酸化作用の強い成分で、アレルギー改善と美白効果のほか、中性脂肪やコレステロールの低下に)
- アントシアニン(高血圧予防と視力の改善や疲れ目に良い)の3つのポリフェノールが含まれています。
※参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/63/1/63_57/_pdf
「リンゴポリフェノールの健康機能性とその活用/庄司俊彦 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所」
11月5日は「いいりんごの日」【りんごは栄養効果が高い】
2001年青森県が11月5日を「いいりんごの日」に制定しました。
イギリスのことわざで「An apple a day keeps the doctor away.」というのがあります。「一日一個のリンゴを食べていれば、医者にいかなくてもすむ」と言う意味です。日本のリンゴは大きいので、半分でも良いと言うお医者さんもいますが、旬の新鮮な果物を少しとる習慣は健康に良さそうです。
栄養効果が高いりんごの洗い方【残留農薬について】
国産のりんごは残留農薬の基準が厳しいので、健康への影響はほとんどないと言われています。また、国産のリンゴの農薬は水溶性で洗い流せば落ちるものを使用しています。光っているのもりんご自体が出している食べごろですサインの油です。
ただし、これは国産のりんごの話て、外国産のリンゴは害虫への対策で多くの農薬が使われており、残留農薬も多いものもあります。食べごろに見えるようにワックスが塗られているものもあるようです。
流水で洗う
しっかり汚れを落としたい時は、柔らかいスポンジや布で、茎の部分にゴミが溜まりやすいので、その辺りを注意しながら、優しく洗ってください。
塩で洗う
塩水につけてりんご全体洗っても良いです。塩が残らないようにすすいでください。皮を剥いたりんごを軽く塩水にくぐらせると酸化を防ぎ、赤く変色しません。
酢で洗う
殺菌作用のある酢水につけて洗うのも良いですね。この時も酢が残ると、味が変わってしまいますので、酢はしっかりすすぎましょう。
重曹で洗う
食用の重曹で洗うのも効果的です。重曹だと油性の農薬も落とすことができます。目安は1Lの水に対して大さじ4ほどです。重曹水の中に1分ほどつけておき、流水で洗い流せばより良いです。入れすぎると、水溶性のビタミンCなどの栄養も溶け出してしまいますので注意してください。
沸騰しているお湯に15秒
皮全体が浸かるようにして、その後、流水で流すのもとても効果的です。
洗剤で洗う
昔は虫がいたので洗剤で洗わなければならない事情がありましたが、現在は洗剤で洗わなくてもよさそうです。その法律の流れで、食器洗いの洗剤でも野菜が洗えるものがあります。中性で漂白剤を使用していない条件をクリアしたものだけです。裏の説明のところに野菜、果物と明記してあります。
りんごの種類【栄養効果の高いりんご】
酸みと甘味の好みのバランス、食感、ジューシーさを見つけて、好きなりんごの名前を知ろう
- つがる(酸味が少なく甘口でジューシー。ふじに次ぐ2番目の生産量)
- シナノドルチェ(長野県酸みと甘味のバランスよくシューシーでやや硬め)
- 秋陽(山形県、甘酸っぱく濃厚な味わい食感パリパリ)
- 秋映(長野、黒っぽい色が特徴バランスのいいジューシーで濃厚な味わい)
- シナノスイート(やや柔らかめのシャキシャキ食感で酸み少なく甘くジューシーな味わい、子供からお年寄りまで人気)
- ひろさきふじ(ふじによく似た味わいで少し柔らかい食感、甘味強く蜜が入る)
- やたか(秋田県、蜜が入って甘い、程よい硬さで実が大きい)
- トキ(青森県、淡い黄色で酸味は弱く香も甘味も強い少し硬めのシャキシャキ食感)
- ジョナゴールド(ゴールデンデリシャスと紅玉の交配種。甘味もあるがやや強い酸味を楽しむ。調理にもあう)
- シナノゴールド(長野県、黄金色甘味強いが酸味もしっかり感じる爽やかな風味)
- ぐんま名月(群馬生まれのあかぎとふじの交配種で主に黄色だが陽が当たったところは赤い甘味強く蜜の入りがいい)
- サンふじ(国内生産No.1蜜が入りやすくジューシー。甘味酸味歯応え三拍子揃った人気もの)
- 王林(黄緑色サクッとした柔らかく軽い食感、甘味が強く酸味は弱い、香が良い)
- 紅玉(酸味つよく果汁少なめかなり固く調理用や加工用に向いている)
- はるか(岩手県で食べて個人的に大好きな黄色いりんご。大きくて、甘くて、歯応えがよくて、全てにおいて、個人的に好みのバランス)
りんごのレシピ【栄養効果を活かす】
りんごのドレッシング
材料を滑らかになるまでブレンダーで撹拌するだけ
- りんご 半分
- オリーブ油 100cc
- ワインビネガー 50cc
- ニンニク ひとかけ
- 塩 小さじ1
- 粗挽き胡椒 小さじ⅔
『奇跡のりんご』って知っていますか?【りんごは栄養効果が高い】
2013年制作の日本映画、絶対不可能と言われた無農薬のリンゴの栽培に成功した青森県リンゴ農家、木村秋則さんの実話の映画化です。フィレンツェ映画祭で観客賞を受賞しました。
日本の生産者を応援したくなる映画でした。
木村秋則さんのTEDスピーチで思いを感じてみてください。(方言の聞き取りの難しさによる字幕の混乱も楽しめます)
まとめー「1日1個で医者いらず」のりんごの栄養と効果ってなんだろう【腸活とアンチエイジング】
11月5日は、青森県が定めた「いいりんごの日」です。
りんごを食べると医者いらずと言われるほど、食物繊維やポリフェノール、ビタミンなど、たくさんの栄養が入っています。
期待される効果は、腸やお肌のを整えて、内臓脂肪を減らし、血圧の上昇を抑えるなど、若々しく健康に保つのに必要な栄養素が豊富です。
栄養面や残留農薬のことを考えると、やはり国産のりんごをおすすめします。