「生きるとは何か」「どう生きるか」おすすめの一本の映画【いまを生きる】
- 「生きるとは何か」「どう生きたら良いのか」「どう生きるか」考えている人
- 将来、どう生きようか考えている人
- 将来のために進むべき進路を決める人
- 定年退職を控えて第二の人生を歩き始める人
- 大きな仕事に向かう人
- 一仕事終えて、次に進む人
人生の岐路に立った時、原点に帰れる見てほしい映画が、この『いまを生きる』です。
人生は思っているより短い。だからいまを生きる。人のためじゃなくて、自分の心の声を聞いて自分の人生を生きる。
映画【いまを生きる】は、どんな内容か
アカデミー賞脚本賞を受賞した『いまを生きる』は、1989年のアメリカ映画です。脚本家トム・シュルマン、ピーター・ウィアー監督、ロビン・ウィリアムズ主演で作られました。
1900年代の半ば、アメリカのバーモンド州。良家の子息が入学している全寮制の男子校であるウェルトン・アカデミーにロビン・ウィリアムズ演じる英語教師ジョン・キーティングが赴任してくるところから映画は始まります。
厳格な校風で規則に縛られていた学生たちに、学校のOBでもあるキーティング先生の授業は、突拍子もなく風変わりに思えます。
先入観に囚われず自分の感性を信じろ、自分自身の声をみつけろ、教科書など破り捨てろと、詩を通じて、人生は素晴らしさを伝えようとします。
生徒を教える教師の熱意と愛情深いロビン・ウィリアムズの演技には映画を観ている人も、次第に彼の生徒になっていくようです。
少年から青年へ変化する時期は、自らの人生を真剣に考え始めるみずみずしくも苦く酸っぱい時期でもあります。さなぎが孵化するようなこの時期を経験した人たちは、一気に自分の経験した時代へタイムスリップしてしまうかもしれません。
はじめ戸惑っていた生徒たちも、次第に刺激され、それぞれの個性や規則や親に縛られない生活や自由な考え方に目覚めていきます。
ある日ニールは学校の古い学生年鑑を読み、キーティングが「死せる詩人の会」というクラブを作っていたことを知ります。
映画の英語の題名はこの「死せる詩人の会」ですね。
ニールは成績優秀で常に輪の中心のような人物です。裕福ではない家庭で育ち、父が過度な期待を寄せて、自分の価値観を押し付け、子離れできていません。やりたいこと制限されストレスが溜まっていますが、彼には役者になりたいという夢があります。
友人のノックスは、恋人がいる娘に恋をして盲目的なアプローチを繰り返します。転校生のトッドは、両親から優秀な兄と比較され、それが原因でどもっています。その他のそれぞれ自分の人生を考える友人らと近くの洞窟で「死せる詩人の会」のクラブを再開させます。
彼らは自らを語り合うことで自分たちがやりたいことは何かを自覚していくのです。彼らの葛藤や成長を自らの経験と重ね合わせて、観ているほうも映画にのめり込んでいきます。
この映画は感動ものというよりも、どちからというと哲学的な禅問答のような映画です。
善悪があって善が勝つ典型的なアメリカ映画ではない、大切なことを伝えようとしてくれている映画です。
そして、「あなたはこれからどう生きていきますか?」と問われているような映画です。
映画【いまを生きる】の名言は数々ありますが
ネタバレになっては、せっかくの映画が台無しなので、何年経っても、映画の情景が浮かんでくる二つの言葉だけ紹介して説明は無しにします。
ラテン語「カーペ・ディアム(今を生きろ)」
「おお船長、我が船長!!」
あのひろゆき氏も涙が…映画【いまを生きる】を観て
感動しているのは私だけではなかったです。
こんな動画を見つけました。
【いまを生きる】の日本での舞台公演
脚本家トム・シュルマンさんが舞台の脚本も手がけると話題になったオフブロードウェイの舞台化された作品の日本版が、2018年上田一豪さん演出、佐藤隆太さんが主演のキーリング先生役で、ジャニーズJr.の面々と過去に行われました。
そして再び、佐藤隆太さん演じる舞台『いまを生きる』が、2021年1月16日(土)ー31日(日)新国立劇場、大阪サンケイホール2/11〜14、愛知・東海市劇場 2/20〜21で行われるようですね。
まとめ 映画【いまを生きる】
「どう生きるか」は永遠のテーマです。
環境が変わって生き方そのものを変化させなくてはならないかもしれない現在、少し立ち止まって、どう生きるかを考えさせてくれる映画【いまを生きる】を観るのも良いのではないでしょうか。
もちろん、「あー面白い映画だった」だけでも良いのです。人それぞれですから。
家でも映画【いまを生きる】を無料で見る方法が知りたい方は、こちらのブログを読んでみてください。
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