大谷翔平選手のプロフィールや2021年前半の成績を確認してしたい人は、こちらの記事を見てください。
基本情報【大谷翔平選手のオールスターゲーム2021/07/12ホームランダービー編】
第91回オールスターゲーム、史上初の一番指名打者兼先発投手として大谷翔平選手が出場しました。
場所
場所は、コロラド州デンバーにあるクアーズ・フィールド球場(ロッキーズ本拠地)です。
標高1600kmで空気が薄いので、ホームランが出やすい球場ではあるものの、息苦しく、出場する選手は体力的には厳しい球場です。
賞金とルール
まずは、賞金100万ドル(約1億円超え)のホームラン競争です。ルールは次の通りです。
- 出場8選手によるトーナメント方式
- 持ち時間3分間(決勝は2分)で何本の本塁打を打てるかで勝敗を決する
- また、475フィート(約145メートル)以上の特大弾で、30秒のボーナスが追加される
- 同点の場合は、1分の延長戦を行う
- それでも同点の場合は、それぞれ3スイングずつのホームランの数で争う(勝負がつくまで行われる)
参加者
大リーグ屈指の強打者8人
大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)
ピート・アロンソ一塁手(ニューヨーク・メッツ)
トレバー・ストーリー遊撃手(コロラド・ロッキーズ)
トレイ・マンシーニ一塁手(ボルチモア・オリオールズ)
サルバドール・ペレス捕手(カンザスシティ・ロイヤルズ)
マット・オルソン一塁手(オークランド・アスレチックス)
フアン・ソト 外野手(ワシントン・ナショナルズ)
ジョーイ・ギャロ 外野手(テキサス・レンジャーズ)
全員が着用している44番は誰の背番号?
ハンク・アーロンさんです。
ハンク・アーロンさんは、歴代2位の755本のホームランを打って、アメリカ野球殿堂入りしている名プレイヤーです。今年1月に86歳で亡くなりました。ハンク・アーロンさんに敬意を表して、ホームラン競争に参加する選手は、現役時代の背番号44番のユニフォームでした。
一回戦の模様【大リーグオールスターゲーム2021/07/12 大谷翔平選手のホームランダービー】
一回戦の3分+ボーナスタイム
対戦相手の22歳のソト選手先行。3分で158k以上の飛距離を出し、ボーナスタイム1分を加えて、トータルで22本。
大谷翔平選手は、通訳の水谷さんをキャッチャーに、ブルペン捕手のジェイソン・ブラウンさんをバッテングピッチャーにして、ホームランダービーに挑みました。
3分で 1分で一本。残り1分20Sでタイムアウト、この時点でホームランは5本。
「疲れた、疲れた、あと何秒?」
マイク・トラウトから電話のようです。
花巻東高校の先輩、菊池雄星選手がペットボトルを持って現れ、口いっぱいに含んで水分補給。
3分終わった時点で16本。残り1分で6本打って、トータル22本で並びました。
延長戦(1分)
1分間の延長戦です。ソト選手、6本打ちました。
大谷翔平選手も6本です!またもや、並びました!
再延長戦(3スイングずつ)
ソト3スイングで3本のHR!すごいです!
大谷選手は、1スイング目でホームランにならず、対戦終了です。
大谷翔平選手のホームラン競争は、一回戦で終わりました。
インタビュー内容【大リーグオールスターゲーム2021/07/12 大谷翔平選手のホームランダービー】
「疲れましたね。最後の30秒。」
良い笑顔でインタビューに答える大谷選手。こんなに疲れたのシーズン中もない疲れだと語っっていました。楽しかった、雰囲気も良かった、電話はみてるからねっていう電話だったといいます。
「勝てなかったですけど雰囲気だけでも楽しんでもらえたら嬉しいです。」
「やるからには勝ちたかったですけど、皆さんやっぱりいいバッターなので、見るだけでも楽しかったですし、すごいいい経験になったなと思います。」
まとめー【大リーグオールスター2021/07/12 大谷翔平選手のホームランダービー】
ホームラン競争には、かつてイチロウ選手も何度か声がかかっていましたが、長距離バッターではないことを理由に出場したことはありませんでした。
体への負荷が高く、怪我の心配もあることや、スイングが変わってしますことを恐れて、ホームランダービーを断る選手もいます。
大谷翔平選手は、楽しそうに参加していました。
カメラにぶつかって、ごめんねの仕草をする大谷選手や、途中にチームメイトが駆け寄って差し出す携帯電話に耳を傾ける姿もTVに映ります。ギリギリまで誰かと電話していたりします。
どの仕草も、焦ったり、慌てたりすることなく、ニコニコと対応しています。
できる範囲の中で思い切り楽しむ。自分が興味のあることとできることに集中する。人の失礼な態度を責めない。余計な期待を背負わない。自分のできることやコントロールできる範囲を理解して分けているように感じます。
大谷は近くで写真を撮られても、カメラが追いかけてきても、いつも自然にしていて、自分を見失いません。
サインボールを書いて、自らシャッターを押す姿も見られました。写っていないだけかもしれませんが、大谷選手が自分の携帯で写真を撮っている様子はあリませんでした。
今を経験することに集中していて、過去を記録することには興味がないのかもしれません。
今できることを行う。
その積み重ねが大事なのですね。
大谷選手の言動に、多くのことを気づかせてもらえます。
素晴らしい選手ですね。これからも、応援します。活躍が楽しみです。