はじめての資産運用で注意すべき3つのこと【①資金運用のコアとサテライト②最終目的の明確化③相談する相手】

目次

①資産運用のコアとサテライトを理解する【資産運用の注意】

コアとサテライトとは

ここでいう資産のコアは、資産運用の中核をなすもので、守りの資産のことです。長期、積立、分散の考えで、リスクを低く抑えて、なるべく失なわないように慎重に投資するものです。

それに対してサテライトとは、攻めの資産で、失ってしまう高いリスクはありますが、市場よりももっと高額な利益を得るためにチャレンジする投資の資産です。

余剰金や趣味の資金で行う投資です。投資というと、特に古い世代は、こちらをイメージしてしまいますが、時代は変わってきています。投資を考える時にはコアから考えます。

コアとサテライトをしっかり分けて、全財産を失って途方に暮れることなく、守るべきものは守って、チャレンジできるものがあればその範囲内でチャレンジして投資したいものです。

慎重な投資で得られる年利は4〜6%

2020年11月現在、コアの財産で投資するようなリスクの少ない商品は、多くて年利4〜6%であると言われています。

これ以上の%を得られるかのように話す人や会社は要注意です。リスクが少なくてそれほどの商品は今はありません。サテライトで、チャレンジして0になっても仕方がないと諦められる資金で行いましょう。

安心、安全だとの言葉は当てはまりません。騙されないように注意してください。

人は、期待してしまうとやりたくて仕方ない欲求が出てきて、儲けてもいないのにその気になってしまう生き物のようです。その心理をうまく利用したセミナーや個別の勧誘の詐欺が残念ながらたくさんあります。

場合によっては、少し儲けて、自分の大切な家族や知人に話を持ちかけて、被害者でありながら加害者になる可能性もあります。親切心で、信じ込んで誘ってくるので、騙そうという意図がなく詐欺な片棒を担いでしまう場合があります。注意したいものです。

なぜリスクがあるのに投資しなくてはならないのか

2019年2000万円報告書と呼ばれる報告が政府からありました。老後一人年金の他に2000万円必要であるとする報告でニュースにもなりました。

人がどのように暮らしていて、年間いくら消費しているかは人によって異なります。年金を受け取る時期に、2000万円の貯えがいらない人もいれば足りない人もいるでしょう。

最終目標を明確にすれば、お金の不安が解消されて、足りないなら貯める、足りるなら人生を楽しむ、行動が取れます。

フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』という本の中で、20カ国300年にわたるデータから経済格差について語る、学術本でありながら全世界で話題となり、異例のベストセラーになった本を知っていますか?

この中でピケティが提唱することによると、資本主義は富が一部の人に集中する論理になっているそうです。

大雑把にいうと、投資続ける利益率の方が、労働賃金の伸び率よりも高いので、資産を投資する人はより金持ちに、資産を投資しないで働く人はそれよりもお金を稼げないので、格差は広がるのです。

ですから、投資してお金に働いてもらうことも必要だというのが、現在の投資への考え方です。

「投資なんてやってないで真面目に働け」と言われたの日本の昔の常識は現代社会の世界の非常識になっていることを受け入れなくてはなりません。

短期の売買や一点集中の株の買いなど、リスクの高い投資を行うよう進めているのではなく、世界経済全体の伸び率の話をしているので、投資の言葉が何を意味するのか、もう一度定義付け直さなくてはなりません。

②最終目標の明確化【いつまでにいくら必要なのか】資産運用の注意

最終目的をはっきりさせることはとても大事です。経済の成長は良い時もあれば悪い時もあります。良い時にはお金をたくさん注ぎ込みたくなりますし、悪い時にはパニックになって、これ以上損をしないように投資をやめたくなります。

冷静に、自分が行っている投資は長期の投資で、数年なら損が出ることもありますが、10年以上持ち続けると利益が出るものなので、今売ってはいけない淡々と同じ額を積み立てるのだ、と理屈がわかっっていないとせっかくの投資が無駄になってしまいます。

年代によっては、マイホームの資金だったり、教育資金だったり貯める目的によって、資金の額と期日が変わってきます。

老後の資金の大まかな明確化の作業の参考サイト

夫婦二人が、最低日常生活費を送るとしたら平均22.1万円必要だと言われています。また、ゆとりのある老後を送るための生活費の平均は36.1万円です。(令和元年度 生活保障に関する調査/生活保険文化センターより)

自分が現在どのくらい生活費がかかっているのか、まず調べてみましょう。その生活のレベルは落とさないで暮らすと、老後にいくら足りないかが見えてきます。

NTTデータ・エービックの公的年金受給額シュミレーション

JAバンクの老後資金のシュミレーション

現在60歳に近い年齢、もしくはすぎて年金生活に入っていて、貯金を取り崩して生活しているとしても、貯蓄が底をつく前であれば、積み立てや資金運用を行うことができます。80歳まではあと20年もあります。20年投資する時間があるのです。遅いことはありません。

例えば、現在60歳で、貯蓄を取り崩して生活していたら、このままだと80歳で資金がなくなる計算になり80歳までに2000万円貯めたいとすれば、4%の複利になる商品に毎月積み立てる額は、47,370円です。下にある、金融庁の複利を計算するページであっているか確認してみてください。

黙って銀行に預けていればほとんどお金は増えません。定年後に運用を始めても、これほど違いが出るのです。積み立てる金融資産はいつでも現金化できる商品にすれば足りなくなった時に安心です。

金融庁の福利を計算するページ

この一連の計算ができて、いつまでにいくら貯めるのか決まれば、あとは自分がここなら安心できると判断したところで判断した金融商品で月々積み立てていけば良いだけです。

③資産運用は誰に相談すればいいのか【資産運用の注意】

「もうわかんないから、手数料少しかかってもいいから人に相談したい」というのであれば、相談先は、FPかIFA、証券会社や銀行の営業マンになるでしょう。

FPは全般の相談に乗れる知識を持っていますし、IFAは相談だけではなく個別の商品を斡旋することが法的に認められています。営業マンも、自分の会社の金融商品を取り扱うことができる資格を持っています。

無資格の人には注意してください。

細かいところがわかっていなくても、ざっくりした基本や4%から6%以上の大きな話をする人は怪しいと覚えているだけで、詐欺や中身のない情報を何十万も出して買わされることが少なくなると思います。投資商品以外にお金を使うことを勧める投資アドバイザーは信用できません

投資が盛んな米国では、金持ちは対面式で、資産の少ない人はロボアドバイザーで、中間層はハイブリッド型のロボアドバイザーが発展してきています。

日本では、資産運用とか投資とかいうと、リスクの高い株の売買やFXを思い浮かべる人がまだまだ多く、投資会社や銀行、保険会社のシステムも追いついていないので、自分の会社の利益を上げるために、守りの投資ではなくハイリスクの投資を勧める専門家がいるのが現状です。

惑わされないように、そのFPはどこの会社の紐付きなのか考える必要があるのです。

保険会社のFPは保険を得ることが目的です。

不動産会社のFPは不動産を売ることが目的です。

証券会社や銀行は、自分のところで売っている商品だけしか勧めません。

興味がある分野のFPに相談したり、日頃から使っている証券会社や銀行がいいとおもうなら、そこに所属しているFPや営業マンに相談してみるといいでしょう。

色々な証券会社の商品など自由度が高く相談できるのは、フリーのFPかIFAです。自分が思っている運用の考えと合うところを選びましょう。

はじめてのはじめるべき投資は、コアです。長期で、積み立てて、分散して投資する守りの資産運用です。

まとめー私の話【資産運用の注意】

個人的にはロボアドバイザーとIFAの二本立てが良いと思っています。アメリカでいうハイブリッド型を自前でやる感じでしょうか。

アメリカの富裕層と同じポートフォリオで投資できるロボアドバイザーにはとても興味が惹かれています。

私自身、古い考えが抜けていませんし、IFAもロボアドバイザーも説明と考え方は分かりましたが、運用を全面信用しているわけではありません。IFAの方に教わりながら、勉強させてもらいたいと思っています。

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