ダイエットの補助として、味噌汁に入れたりバターコーヒー作ったりしてMCTオイル飲んでるんだけど、MCTオイルって、どれも一緒なの?
原料や作り方が違うものがあります。選んで自分にあうMCT使った方がいいですよ。
MCTオイルはどう選んだら良いのか【原料と製法にこだわるには理由がある】
二つの点に注意して選びましょう。
- 原料にこだわりのある人はココナッツ100%のオイルを選びましょう(パームやアブラヤシではない)
- トランス脂肪酸をなるべく避けたい人は昔ながらの蒸留法で抽出されているオイルを選びましょう(化学物質を使用していない)
どうしてMCTオイルをそう選ぶのか【原料と製法にこだわるには理由がある】
原料ココナッツ100%のMCTオイルを選ぶ
健康に良いとわかっているのはココナッツからできるオイル
ココナッツとアブラヤシ(パーム)は違うものです。取れるオイルも別のものです。
ココナッツが原料のMCTオイルについては、さまざまな研究論文があり、健康にいい影響があるとわかっています。
ココナッツから取れたMCTオイルが有益だからといって、アブラヤシが原料のMCTオイルも同じように有益であるとは言えません。まだ、研究され発表されていないことはわかりません。
環境破壊の問題
ココナッツオイルは殻が硬く、殻を取り除かなければなりません。白い部分だけを絞ってオイルにします。低温で絞っていることを明記しているココナッツオイルは安心して使えます。
しかしアブラヤシは実ごとそのまま潰してオイルにできます。児童を労働力として使っている場合があるアブラヤシの農園。化学溶剤などを用いてアブラヤシを原料に使えば、パーム油は安価で大量に生産できます。
アイスクリームやマーガリン、クッキーなどの食品から洗剤やシャンプーなど、多くのものに使用されています。
安い使い勝手のいいパーム油の需要は高まり、マレーシアやインドネシアの森林が伐採されアブラヤシの畑になりました。オラウータンなどの動物は追われ世界的な環境破壊の問題になっています。
現在では、多くの製品にパーム油が使われていて避けて生活することはほぼ無理です。使うことが悪いと言いたいわけではありません。
安くて良い商品を買いたいのはみんな同じです。クッキーをサクサクさせたいとか、オイルを取ることでケトン体を作りたいとか、トランス脂肪酸を取りたくないとか、MCTオイルを使う目的があると思います。
ケトン体が作りやすい中鎖脂肪酸を取り、なるべくトランス脂肪酸が発生しない製法で作られた、現段階で研究論文で発表されている有益なMCTオイルをバターコーヒの材料として使いたい目的なら、オイルの原料や製法などのバックグラウンドを知って選ぶのが良いのです。
昔ながらの蒸留法
化学溶剤などを使っていて、高温で精製する方法はトランス脂肪酸が発生する可能性があります。化学溶剤を用いない自然の抽出方法の方が安心です。化学溶剤を使わなくても、高温で遠心分離で抽出するオイルはトランス脂肪酸を含む可能性があります。高温になることで危険を産むかもしれないのです。
トランス脂肪酸を多くとりつづけると、冠動脈性心疾患のリスクを高める
引用元/農林水産省https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_eikyou/
MCTオイルだけではなく、オリーブオイルも同じです。
オリーブオイルという名前だけでなく、抽出方法が明記され、高温にならない製法の油の方が安心です。しかし、手間もかかるために、短時間に大量生産できる製法のオイルよりも価格は高いことが多いです。
どこのMCTオイルがオススメ?【原料と製法にこだわるには理由がある】
仙台勝山館 が選ばれる理由【MCTオイル】
日本にメーカー、老舗の酒造会社が作っている仙台勝山館のオイルはオススメです。
原料がココナッツ100%のオイルを選んでください。
理由は前の項目「原料ココナッツ100%のMCTオイルを選ぶ」で記載した通りです。
おすすめしているのは原料がココナッツ100%のオイルです。
自然な製法で作られたMCTオイルで、中鎖脂肪酸の中でもエネルギー効率が良いC8(カプリル酸)とC10(カプリン酸)のみを6:4の割合で配合していると明記しています。
Cocoが選ばれる理由【MCTオイル】
ココナッツ由来100%オイル コールドプレス製法とは温度が上がらないように、ゆっくりと絞り出す製法で作られていることを示しています。
オイルの風味や香り、栄養素を損なわずに抽出できます。CocoのMCTオイルは、ココナッツオイルのみを原料をして使用しています。
市場で販売されている多くのMCTオイルは、グリセリンなどの化学物質を使用し、化学的に抽出されていることも多いのです。CocoのMCTオイルは、化学的な工程や添加物を一切使用せず、蒸留方法によってつくったナチュラルなMCTオイルです。
iHerb(アイハーブが選ばれる理由)
iHerbのサイトで購入しているMCTオイルは、iHerbブランドの「California Gold Nutrition, SPORTS(スポーツ) – オーガニック、中鎖脂肪酸トリグリセリドオイル、946ml(32液量オンス)」を使うことがあります。ちょっと不満なのは、容器がペットボトルなことです。
大量に使う人でなければ、使用する時に時間がかかる量です。酸化しにくいように保存しながら使うことを考えると、少量ずつしか使わない人は、もう少し容量の少ないガラスの瓶のものがいいかもしれません。
コスパは最高です。大量に使う人におすすめします。
まとめーMCTオイルの選び方【仙台勝山館やCoco、アイハーブが選ばれる理由】
安心して使うには、次の要件を満たすMCTオイルを選びましょう。
- 原料がココナッツオイルであること(パームやアブラヤシではない)
- 自然な蒸留法で抽出されていること(化学物質を使用して化学的に抽出していない)
これが、仙台勝山館やCocoが選ばれる理由です。
MCTオイルを材料にして作るバターコーヒーは、健康になるために飲むのですから、材料は吟味しなくてはなりません。
似ているからと言って、バターをマーガリンに変えたり、MTCオイルをトランス脂肪酸の油に変えてはいけないのです。
健康になるために、細部までこだわりをもって、お気に入りのMCTオイルを見つけましょう。