流動食とはどんな食事か【大人の流動食】

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流動食とはどんな食事か【大人の流動食】

固形物やカスなどがなく、流動するものだけでできている飲むだけで食せる食べ物を言います。

「飲むだけ」なので、口や舌を動かさなくては喉の奥に運べないタイプのものは、流動食ではなくミキサー食の部類に入ります。

りゅうどうしょく【流動食】重湯(おもゆ)・牛乳・スープなどのような、流動体の食物。主に病人食用。流動物。

https://sakura-paris.org/dict/ハイブリッド新辞林/content/8554_728#りゅうどうしょく【流動食】

病院で出される流動食の写真があります。流動食のイメージがわかない人は、写真を見るとわかると思います。

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それぞれの流動食【大人の流動食】

体は元気だけど、怪我などで噛んで飲み込むことが難しくて流動食にしている人

あごや歯の怪我など、主に外的な要因で、噛むことができなかったり、歯や歯茎、あご、舌などの手術で、それらを動かせないために食べ物を喉の奥にうまく運べなタイプの人は、体は比較的元気で、食べる行為に不便を感じています。

術後の疲れが落ち着いてたら、怪我の回復に影響のない範囲で、患部に負担をかけない形状の食事で、緩い飲めるミキサー食など、必要なエネルギーと栄養を取れやすい食事へ移行させて、治りを待ちます。

外的な要因の危険(大量の出血や傷口が開いてしまうなど)がなくなれば、普通食に近づいていきますので、担当医の注意事項をよく聞いて、焦らずに許された範囲の中で、高カロリー・高たんぱく質・高栄養の食事を目指します。

手術後など、内臓を休ませてしまって、回復させる途中の人

一度食事を止めていたり疲れていると、内臓を少しづつ、ストレスがないようにしながら慣らしてあげる必要があります。

手術で絶食していたり、内臓が弱っている人の流動食は、内蔵の消化に負担をかけないタイプの流動食にしなくてはなりません。刺激が少なく、薄味で、体が回復に向かうよう、優しい味にします。

栄養を取らないと体は回復しません。
そのための食べる器官や内臓を目覚めさせて、十分に動くことを確認してから、栄養濃度の濃いミキサー食や軟食へと移行させます。

なるべく多くのエネルギーを含んだ消化の良い食べ物を食べられるように、たくさん食べられるような本人が好きなもの、食べやすいく、消化しやすい工夫をします。

徐々にミキサー食→刻み食→軟食と体の状態を見ながら、ステップアップしていきます。

加齢などで噛んだり飲み込んだりすることがだんだん難しくなってきた人(誤嚥性肺炎に注意)

噛んだり飲み込んだりすることが衰えてきた人は、誤嚥による肺炎に注意する必要があります。(誤嚥性肺炎)

お水のようなサラサラしている液体を飲むと、むせたり咳が出たりすることが増えて、その後熱が出ようだと、誤嚥性肺炎を起こしている可能性があります。

それを防ぐためには、飲み物にとろみをつけてます。

飲みやすい濃度や好みは、個人差がありますので、本人が心地よく飲めて誤嚥を起こさない濃度にします。

飲み物だけではなく、食べ物でもむせたり咳き込んだりする形状のメニューを記録して、そのようなおかずにもとろみをつけるようにして、だんだんと流動食に近づいてきたと思います。

視覚などから食事を楽しんでもらう方が、食が進む場合が多いです。

栄養とエネルギーをしっかり取れたら、回復できる場合もあります。

流動食でエネルギーや栄養を取れているうちはいいのですが、いよいよ飲み込めなくなったら、胃ろうにするのか点滴で栄養を取るか、そろそろ考えておかなくてはならないので、家族で話し合ったりしなくてはならない段階にきています。

家族が胃ろうにしたときの経験から、決断についてのブログ記事を書きました。
興味のある方は、こちらをご覧ください。

流動食とは具体的などんな食事か【大人の流動食】

  • 重湯
  • 味噌汁(具なし)
  • 牛乳や豆乳
  • 飲むヨーグルト
  • 野菜ジュースや果物のジュース など

重湯だけだと、炭水化物(糖質)エネルギーはありますが、細胞の材料になるたんぱく質が入っていませんし、ビタミンやミネラルもありません。

ですから、いくつかの栄養のことを考えた流動食を取ります。

作るのも飲むのも面倒で、なんでも入れた流動食を作ったことがありますが、大失敗でした。

味も微妙で、食べる楽しみもありませんでした。

ブレンダーをかける前の料理を見てから、料理ごと、食材ごとに作った方が、自分がどんな料理を食べているのか理解して、味も一つ一つ確認できて、食べていて楽しかったです。

もしも、食欲が落ちていて食べる量が減ってしまっている人は、好物を目と味で感じるような小分けした流動食を作ってみてください。

入院したときに提供された流動食の写真付きのブログはこちらです。
入院時に提供された流動食は、退院後に自分で作るときの参考になりました。流動食のイメージ写真付きですので、読むとイメージができるようになります。
興味がある方は読んでみてください。

まとめー流動食とはどんな食事か【大人の流動食】

「固形物やカスなどがなく、流動するものだけでできている飲むだけで食せる食べ物」のことを流動食と言います。

顔を上に傾けると喉の奥の方に流れていくくらいの濃度のものです。

栄養のことを考えたいくつかの流動食を組み合わせて、一食にします。

むせて誤嚥しないように、飲む人が飲みやすいような濃度をつけます。

外的な要因で流動食になったときに、患部が麻痺していて、上を向いて飲み込むときに誤嚥してしまいそうな時がありました。体や年齢で健康かどうかでは判断せず、食事をするストレスがあるなら、それを排除する形態にするといいでしょう。

流動食でも、楽しく美味しく食べたいですね。

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