レシピに「60度のお湯を用意する」って出てくるんだけど、温度計を持っていないの。60度ってどうやって作るの?
「60度のお湯の作り方」と、「触って60度のお湯なのかわかる方法」を実際にやっている方法でお伝えしますね。
だいたいで良いときの作り方です。正確なのはやはり温度計で測ること。60度キープさせるためには、低温調理器具などを使うことです。
60度のお湯の作り方(温度計がない時)
100度の熱湯と、20度の常温の水を同量入れたら60度になります。
お湯を沸騰させる手間はかかりますが、計算できるのが良いですね。
ただし、違う器に移し変えたりして、器が冷えている時には、若干温度は下がります。火を中まで通したいからしっかり60度は欲しいという場合なら少しお湯を多めにします。
逆に、60度以上にしたら麹菌が死んでしまうとか、60度を超えない方がいいのなら、そのままで作ることをおすすめします。
水道水は、その日の最低気温と最高気温の中間あたりの温度を推移しています。冬の1月は1桁の温度になりますし、夏の8月は26度を越える時もあります。水道水はいつも20度ではありません。(参考/東京都水道局サイトより)
日本薬局方で定める常温と呼ばれる15〜25度の感覚も、人によって異なりますので、これもまた、目安です。
温度を下げたくない時には、毛布やバスタオルでなべごと包みます。
ちゃんと測りたい人や、その温度をずっとキープしたい人は、温度計やそれなりの器具の購入を進めます。
100度の熱湯と、20度の常温の水を同量入れたら60度になります
給湯器によって差はありますが、我が家の給湯器の最高温度は60℃です。
60度のお湯なのか触って温度がわかる方法
基準はお風呂の40度です。
50度は、熱いけど我慢すればなんとか10くらいは数えて触っていられるくらい。
60度は、入れてみたものの数秒で熱い!ってなる温度です。
70度は、触るのは無理!っていう程度です。
前述の60度のお湯の作り方を参考にして、60度になっているかな〜と確認する方法です。火にかけている鍋にいきなり手を入れて火傷することのないように注意してください。
お風呂の40度の感覚を基準として、60度は、入れて数秒我慢できる程度
60度のお湯を使ってできること【美味しい料理を食べたくて低温調理にこたわる人・筋肉のために鶏胸肉でジューシーなサラダチキンを作りたい人】
美味しい料理を食べたくて低温調理にこたわる人
昆布だしを美味しく取りたい人や、米麹から甘くて美味しい甘酒を作りたい人、玉露を美味しく飲みたい人などは60度の温度を知りたい人です。
低温調理をしたい人
温泉卵がゆで卵になっても、肉が思ったよりも少し硬くなっても気にしていない時は、炊飯器でやってました。夏と冬では冷め方に違いが出ましたので、経験で微調整はしていました。
絶妙な温度をキープして、より高い栄養価でジューシーな鶏胸肉のタンパク質補給するアスリートや、レストランのような料理をほったらかしで作りたい人はやはり料理器具の導入をお勧めします。
筋肉のために鶏胸肉でジューシーなサラダチキンを作りたい人
お肉をジューシーに低温で調理したい人もまた、60代の温度をキープしたいでしょう。
具体的なサラダチキンの作り方はこちらのブログ記事を読んでください。
まとめー60度のお湯を作りたい【温度計は無い】
100度の熱湯と、20度の常温の水を同量入れたら60度になります。
昆布出汁を取るのなら、1時間だいたい60度キープできたらいいので、炊飯器の保温機能、低い温度の保温機能の炊飯器は、60度くらいですし、高い温度なら蓋を開けたまま、濡布巾をかけて保温すれば大体そのくらいです。家庭料理で使うには、十分美味しい昆布出汁が取れます。
ヨーグルトや甘酒のように、長時間、菌を活発に働かせて、温度を上げたら菌が死んでしまうようなものは、温度をキープできる電磁調理器やヨーグルトメーカーなどを用いると便利です。ポットジャーや保温性の高い水筒を用いれば作ることは可能です。
私個人は、長年、昆布出汁、中まで火を通したい豚肉、大量の茹で卵は炊飯器がおすすめで、ヨーグルトと甘酒はヨーグルトメーカーでやっていました。
いずれも、約60度お湯を作ってから、それぞれの用途に用いています。