流動食の足りないカロリーを補える粉飴(マルトデキストリン)とは?
1970年代頃から腎臓病の患者のエネルギーの補給のため、粉飴は発売されました。
今では、高齢者や、術後の患者、激しい運動途中で枯渇しそうな人のエネルギーの補給に、使われています。
粉飴は、砂糖と同じくらいのエネルギーがあるのに、砂糖のような強い甘さではありません。ですから、エネルギー補給として加えても甘すぎる味になりません。
優しくほんのりした甘みは、料理を食べやすく旨味に感じます。食欲を呼ぶことは、食事の量が増え、エネルギーを補給し、栄養状態を良くしてくれます。
生命を維持するのには、エネルギーが必要です。
エネルギーが足りなくなると、筋肉を分解してエネルギーにしてしまいます。
自分に必要なエネルギーを把握して、適切なエネルギーを摂るようにしましょう。
流動食の足りないカロリーを補う粉飴(マルトデキストリン)のカロリーと糖質は?
粉飴(10g)のカロリーは、38.8kcalで、炭水化物は 9.7g、たんぱく質や食物繊維、脂質がありません。
たんぱく質などの制限がされている人や、食べる量が少ない人でも、粉飴(マルトデキストリン)をおかゆやおかずに入れるだけで、エネルギーを増やすことができます。
料理に溶け込み、食事の量を増やさないことも、量が食べられない人にとってはありがたいことです。
まとめー流動食の足りないカロリーを補う【粉飴(マルトデキストリン)】
粉飴の主成分であるマルトデキストリンは、吸収が良くて代謝がいいです。
元気に動けるエネルギーになりますので、アスリートの運動中のエネルギー補給としても使われています。
術後すぐなど、さらさらの重湯や具のないサラサラした液体の食事しか取れない時に、エネルギーをとることは容易ではありません。
体に力が入らなくなると栄養不足です。そういう時に、スープなどに粉飴(マルトデキストリン)を加えて、接種エネルギーを増やすことができるのは大変に便利です。
しっかりと食事をして栄養状態が良いほうが、治療の効果を高めることになります。
基礎代謝以上のエネルギーは摂れるように、食事を考えましょう。