武道を子供が習う時の4つのメリット、それぞれの費用、大人が注意すべき4つのこと【空手、柔道、剣道】

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目次

武道を子供が習う時の4つのメリット

礼節を学べる【武道を子供が習う時のメリット1】

子供でも大人でも、地道に武道の稽古をすることは、礼をもって人を敬い尊敬する行動を取れる人間関係を円滑にし、社会秩序を保つ規範であり、善悪の判断や自分をコントロールする節度を持った行動が取れる、心身ともにバランスの取れた人間形成の側面を支えます。

そういう理念はありますが、小さいうちは理屈ではありません。挨拶は習慣です。

子供には、武道の道場に入るときや、先生になど、その道場の挨拶すべき場所やタイミングで挨拶ができるように、習慣化するまで、根気よく、指導者が教えたいものです。

生きていく上で、とても大切なことだと思います。

姿勢が良くなり、身体が強くなる【武道を子供が習う時のメリット2】

武道は、体幹を使って、正しい姿勢で稽古をする必要があるので、上達するに従って、姿勢が良くなり、バランスの良い筋力が発達します。

成長する段階の子供たちは、武道を行うことで体幹が強くなりますので、身体が強くなります。

心も体も成長過程の子供たちは、サボりたくて嫌がっているのか、体の不調を何か察知してやりたがらないのか、指導する側も本人さえも分からないことがあります。また、体は休んだ方が良いのに、気持ちはやりたがる時もあります。休むことの決断も強くないと出来ない場合があります。

体も心も、深い傷をつけないように、注意しなくてはなりません。

武道の精神を学び、心が強くなる【武道を子供が習う時のメリット3】

武道の稽古は、毎日地道な単純な動きを繰り返し、少しづつ上達します。この継続をすると言う行為そのもの、続けてこれたという自信につながります。

子供が武道を習って、小さな成功体験をして、自分に自信がつき、自己肯定感が得られることは、とても大きなメリットです。

これを得たいがために武道を習うのかもしれません。

また、昇段試験があり、それに合格して帯の色が変わったり、出来なかった技ができるようになることは、成功体験の積み重ねになり、自己肯定感を高めます。

自分で自分のことを認められるようになることが、自分を愛し、他人を愛せるようになり、何かを守るような心の強さになっていきます。

日本の文化を学び国際社会で生かす【武道を子供が習う時のメリット4】

子供が日本の武道を習い、体現し、語れることは、国際社会に出て行った時にのメリットになります。自らの国の特徴や国民性の説明を、武道を通して自らの体験を交えて話せることは、とても魅力的なことです。

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武道を子供が習う時のそれぞれの費用【空手、柔道、剣道】

目先の額ではなくて、継続することを前提にトータルで考えるようにしましよう。子供が武道の稽古を継続出来る様に、成長しますので、金銭的な援助は親が行うことになります。

子供は成長しますので武道の道具は、買い換える必要があるものもあります。本人がやる気があるのに、金銭的な理由で途中でやめさせることは、なるべく避けたいことです。

その他、スポーツ保険料、昇段試験受験料、試合エントリー代や遠征費、流派や団体への年会費などが必要になってきます。

空手を子供が習う時、月にいくらくらいかかるか

  • 入会金5000円〜 
  • 月謝5000円〜 
  • 週1〜 
  • 空手着と帯5000円程度、サポーターなど安全具5000円くらい

空手に関しては、流派が多く、月謝に関しては様々です。フルコンタクト系の空手は上記よりは少し高めです。入会費1万円、月謝は1万円くらいでしょうか、地域によっても異なります。

流派が非常に多い空手は、全日本空手道連盟(以下、全空連)に所属していない団体もあります。

所属していない団体の選手は、伝統派空手の国際競技連盟であるWKF(世界空手連盟)の共通するルールに基づいて試合をしておらず、オリンピックが行われても、選手になることはできません。

子供がどんな空手を習いたいのか、本人の望みを聞いて、それに合う道場を探して見学すると良いでしょう。

柔道を子供が習う時、月にいくらくらいかかるか

  • 入門料8500円程度
  • 月額5000円プラス、当日券800円 
  • 週1〜
  • 柔道着初心者用は1万円以下

講道館のホームページから、小学生が講道館で柔道を習う場合を例にしました。

剣道を子供が習う時、月にいくらくらいかかるか

  • 入会金 5000円〜
  • 月謝 5000円〜
  • 防具など 5万円〜10万円、竹刀2000円程度

剣道は、まずは地域の体育館や神社、警察関係の指導の教室がないか、調べると良いでしょう。月謝が無料のところがあるからです。運営費として、年間15000円〜のみ、というところがあります。

武道を子供が習う時に大人が注意したほうが良い4つのこと

  • 経済的な支援
  • 安全に通える交通手段を考え、送り迎えの時間の確保
  • ダメ出しをするのではなく褒める
  • 怪我のこと

経済的な支援が必要になります【武道を子供が習う時の注意点 1】

子供が武道を習う時、ある程度お金がかかります。

武道が上達するには、継続的な稽古以外に道はありません。子供が継続して稽古できるように、親は金銭的な援助をしなくてはなりません。道場側は、わかりやすく伝えなくてはなりません。

  • 積極的な遠征や合宿を行って、思っていたよりも費用が必要なところもあります。
  • 試合に出るためには、主催している競技団体の登録に年会費が不可欠な場合もあります。
  • 道具の調達も、自分で安いものを探してきても大丈夫なところもあれば、道場みんなが同じもので揃えるところもあります。

安全に通える交通手段、送り迎えの時間の確保【武道を子供が習う時の注意点 2】

子供が武道を習い始めて、遅い時間までの稽古をすると、一人で帰るには危険な場合があります。そんな時に送り迎えが必要になってきます。

道場と自宅の往復の交通手段の安全は、親が考えなくてはなりません。指導者も迎えがちゃんときているのかなど、子供の安全を確認しなくてはなりません。

また、幼児くらいですと集団の掛け声で行動できない子がいてもしかたありません。場合によっては保護者の方のサポートを条件に入門になる場合があります。

危険が察知できない子供が走り回って、他の子の練習の近くに無防備で近寄って怪我をするような事態は避けなくてはなりません。プライベートレッスンでない限り、つきっきりというわけにはいきません。危険防止のために必要な措置です。

そうなると、送り迎えの時間だけではなく、子供と一緒に道場で過ごす時間も必要となってきます。

指導者と親が子供の上達のためにそれぞれできることを考える【武道を子供が習う時の注意点3】

指導者は、どうすれば理解してもらえるか、それぞれの子供ごとに必死に考えて、試行錯誤をしていることと思います。

熱心な真面目な親に多いのですが、先生と一緒になって、家でも指導やダメ出しをして、子供がやる気をなくしたり、武道を嫌いになったりしてしまう場合があります。

大人は、言葉を理解します。我が子の姿と先生の言葉を結びつけられますので、要求されていることを子供よりも見ている親が先に理解する場合があるのは事実です。頭と体で理解して欲しくて、子供に問いかけをしている指導者もいます。先回りして言わないであげて欲しいのです。

もちろん、子供の側が親を頼って問いかけてきた場合は、嘘をつく必要はありません。

稽古は子供自らの気づきと発見、できるようになった成功体験の積み上げです。この積み上げこそが、自己肯定感をもたらし、自信を持つことで心が強くなっていきます。

他の子と比べる必要はありません。試合で負けた失敗やミスを必要以上に責め立てる必要もありません。ミスの刷り込みは恐怖を埋め込み、同じミスを誘発してしまいますので、必要以上に注意することはプラスにはなりにくいのです。

それよりも、子供たちには良いところがたくさんあります。それを見つけて、思いっきり褒めてあげて下さい

それが他の子にない個性となります。大好きな親に褒められることは、本人の自信になり、ますます武道が好きになります。好きになると稽古に集中できるようになり、上達します。

武道をする喜びを与えるのは、道場の先生よりも親の方が適任なのかもしれません。

どうしてもアドバイスしたいなら、自分も習って下さい。同じ道場で習って先輩としてアドバイスしたら良いのです。

何歳からでも武道は始められます。言われた通りに体で表現することの難しさや出来たときの喜びを親子で楽しんでください。

怪我に関すること【武道を子供が習う時の親への注意点4】

子供に習いに来る武道を教える各道場は、怪我しないようにと最重要課題として取り組んでいることでしょう。

空手の全空連のルールでは、児童のうちは接触しないように技をコントロールするルールになっています。触れた程度でも反則を取るなど、怪我をしないようにルールも厳しくしています。

当てることを良しとする空手もあります。必ず見学に行って、自らの望む武道を選択するようにしてください。

空手の流派に関することをもう少し詳しく知りたい方は、こちらのブログ記事も読んでみてください。

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柔道は、接触しないわけにはいきませんが、受け身から練習するなど、技術の習得を危険がないような順番で指導しています。

剣道はしっかりした防具をつけておこなっています。

それでも武道です。絶対に怪我をしないと言うことはありません。

子供が習い事で武道を行うとき、何歳から習うのが良いか

受け入れる道場によって変わりますので、子供が行ってみたいという武道の道場が決まりましたら、同じような年齢の子がいるか見学に行って下さい。そして指導者に受け入れ年齢を確認しましょう。5歳くらいが多いのではないかと思います。

子供の運動は、体や脳の発達に合わせて、行うことが望まれます。詳しくはスポーツ庁のサイトをみて下さい。

幼児期には、体を動かすことの楽しさを知ってもらい、飛んだり跳ねたりしながら、楽しく足腰を強くします。だんだんと、多様な動き、運動の楽しさ、意欲や自主性、みんなが積極的に取り組める、コミュニケーションとリズム重視の運動と変化します。

集団生活を学ぶ時期は小学校ですから、号令に従って稽古を行うことができるようになる年齢と考えると、早くて5歳くらいかなと考えます。親がサポートすることで、走り回っての接触事故や個別対応が可能になりますから、その辺りは道場の考え方かと思います。

また、大人になってからでも、定年後でも、始める年齢が遅すぎると言うことはありません。性別も関係ありません。

武道はやりたいと思った時がスタートです。

参照サイト/文部科学省スポーツ庁公式サイト
「子供の運動あそび応援サイト」もあります。

まとめ【子供が武道を習う時】

武道を子供に習う時の4つのメリットは、

  • 礼節を学べる
  • 姿勢が良くなり身体が強くなる
  • 武道の精神を学び心が強くなる
  • 日本の文化を学び国際社会で生かすことです。

武道を子供に習わせる時の費用は、武道の種類で揃える道具の金額が異なります。地域、道場によっても月謝は異なりますが、だいたい月5000円くらいのところが多いようです。その他の大会エントリー代や遠征費などの雑費についても考慮しなくてはなりません。

武道を子供に習わせる時の大人の4つの注意すべき点は、

  • 経済的な支援が必要になる
  • 安全に通える交通手段を考え、送り迎えの時間を確保する必要がある
  • 指導者と親が子供の上達のためにそれぞれできることを考える
  • 怪我をしないように注意する

武道は、成功体験を繰り返すシステムになっています。それを評価する帯の色や級、段などの昇級昇段審査が定期的に行われます。自己肯定感を感じるための制度は出来上がっています。

体を動かすことは楽しいことで、心にも良いことです。

一生修行できる道を持っていることは幸せです。体と心が刺激されて、この感覚が欲しかったのだとハマる人います。私もその一人です。

子供だけではなく、大人にも武道を体験してほしいです。

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